広島県/統計情報に「広島県人口移動統計調査(平成21年9月1日現在)」公表(10/15)があがっています。
2009年6月23日議会において中村議員が発言されていた、「一世帯当たりの人数」を調べるため、このデーターに基づいて計算してみた。
大崎上島町は、2.12と、人口規模も、単身者も多いだろう広島市を除くと県内でトップとなっている。
暦年のデーターも調べたが呉市と合併前の豊浜町が、1.82人とこれより更に少ない数字となっていた。
大崎上島町も三町が合併する前の数字は、木江、大崎、東野の順になっていた。
福祉の町としてアピールしている町ではあるが、こういった現状を考える会話は、ほとんど聞いたことがなかった。
実際、大崎上島の福祉事業は、優先順位の間違った偏ったものが多いのではないかと思える。
単身者=独居者=高齢者が増えるということは、ちゃんとしたセイフティーネットが必要であり、またこうした環境は、いずれ都会にも波及するため、ちゃんとした教科書作り、マニュアルがあってしかるべきであり、行政がもっとも得意とする業務ではないだろうか。
独居老人に対する「一声運動」は、実際は行われているそうだが、それこそ、この島のアピールできる思いやりの部分ではないだろうか。
マスコミ受けする聞こえのいい「定住化促進」事業も結構だが、本質はどこにあるのだろうか?
お金のかからない部分で住民の相互扶助があるからこそ、かろうじて島社会は成立している。
「2.12」の意味は非常に深い。
勉強会としょうして、打ち上げ、飲み食い、それは結構なことだが、地域社会を参考にするために豊浜町の現状とか視察にいった人など、未だ聞いたことがない。
しかし、暦年の会議録画を見ていると、中村議員の滑舌の効いた答弁は、実に現実的でいいものが多い。
一世帯当たりの住民数は、「2.12」であるが過去のデーターを見ると段々減少していることがわかる。
サイドバーにあるリンクに
国立社会保障・人口問題研究所を追加しました。
人口予想、推計は貴重な資料が多いです。
この中で
市区町村別参考推計(封鎖人口)データがあります。
大崎上島町の人口推定も上がっています。
近隣の架橋により交通体系が悪化したことをこのデータは考慮しているかどうかはわかりませんが、実際の数字は、若干悪いと思います。
早い段階で、島の人口は8千を割る
後ろ向きの行政の対応では、能力不足であり、島外流出を加速、更に人口減少に拍車がかかる。
フェリーの採算問題も悪化、港も更に減るだろう。
早急に的確な行動指針をとらないと後がないでしょう。
わかっていることでしょうけれど、民間並にちゃんとした「仕事」をすれば
回避できたことが多かったと思います。
馬の耳に念仏ですか。
しゃれにならないです。