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今後の交通問題

湯崎知事の来島の際、交通問題を取りあげる人は一切なかった。
私が参加したならば、県の行政のトップとして県政を含め本四架橋、とびしま海道などかかっていない「離島 大崎上島」の扱いをどうするか尋ねてみたかった。(逆に、これが島の人材の裾野の狭さだと思う。)


大崎上島の交通の実態数字は、船舶会社が補助を受けていないため情報開示義務なしということで公表されていない。

風呂本 武典さんの著書 『フェリー航路は自動車道路』から

竹原港~白水・垂水港

90年代前半まで増加系向
2社で年間100万人、自動車40万台
2002年旅客24万4千人自動車14万5千台
2007年20万6千人、13万3千人


高速道路千円の影響は、道路体型に組み込まれていない大崎上島にも深い傷をおわしている。
よく、国土交通省は港湾も道路も同じ省庁なのだから、「なぜ一体化した政策がとることができないのか?」と尋ねらるケースが多い。
運輸省・建設省がくっついただけで、相変わらず縦割り行政意識が強く人的交流は省内でほとんど行われていない。「関係ない部署は干渉するな」ということが、体質として残っている。
それは、厚生労働省にも同じことが言える。
「省庁が同じといえども、別個の案件として処理される」、担当官の弁解の言葉だ。


風呂本 武典さんの著書にも、『フェリー航路は自動車道路』であることが強く主張されている。
社会資本整備の一環として、公的資金により橋がかかる島もあれば、本土との交通道路体系から取り残された社会資本未整備の大崎上島では、住民に経済的に多大な負担を負わせるなど、いわば弱者切り捨てが、平然と行われている。

これでは、今や8600人まで減った人口減少は底打ちしそうにない。

高速道路千円の恩恵など一生この場所では受けることはない。
観光地として、考えてみても魅力的な他の場所に安く移動できるのなら、不便な大崎上島を選んでわざわざ高額の料金を納めてまで、車で訪れる愚かなことをする人などこの不景気の世の中、ほとんどいないだろう。

仮に車を使わなくとも、電車→バス→フェリー→玄人しか使えないバスが走っている。



くどくどと書いてきたけれど、一番大崎上島に必要な橋も、こんな日本経済・政治の現状だ。
まず架橋は無理だろう。

できることは、橋に換わる生活の要であるフェリー航路を、国、行政で明確に保障できるよう権利として働きかけることだ。

交通問題の解決なくして、この島に未来はない。
確かに、NPO諸団体はしっかり海の道を訴えている。
大崎上島が置かれているポジションを再認識し、適切な海の道につながる行動をとらないといけないのは、大人の残された責務だろう。





資料

平成22年 第5回今治市議会定例会

【質問】9月13日 山岡健一

○山岡健一議員
 それでは、質問を始めさせていただきます。
 まず初めに、交通基本法についてお尋ねします。
 現在、国土交通省では、交通基本法の制定と関連施策の充実に向けての基本方針をまとめ、来年の通常国会に法案と関連施策の充実策をあわせて提案したいと考え、検討を進めております。
この交通基本法の目的の大きな柱としては、私たち一人一人が健康で文化的な最低限度の生活を営むために必要な移動権を保障されていくようにしていくことであります。

 今、私たちの生活の中で、移動手段として自動車は欠かすことができません。
生活環境の向上や技術の発達によりマイカーを持つ人がふえ、行動範囲も広がり、経済活動にも貢献しております。
しかし、車を運転できる人と、子供やお年寄りの方々など車を運転できない人との間に大きな格差が生じています。
これからも高齢化社会が進むにつれ、公共交通の衰退と交通格差の進展は、私たちの生活に深刻な影響を及ぼす可能性は十分に考えられます。

また、次世代のためにも環境問題にも配慮しなければなりません。
政府補助金のおかげでエコカーの普及が高まっていますが、幾らエコでも、走る数の全対数が上昇してはCO2削減に大きな効果を期待するのは難しいものがあります。
物流の基本として、車だけに依存するのではなく、鉄道も含む公共交通や海運なども並行活用するモーダルシフトの推進も重要な課題であり、この法案がそれに寄与すると考えております。

 本市におきましても、公共交通などが充実した環境負荷の少ない歩いて暮らせる町が私も理想ではないかと思います。
この交通基本法が、歩いて暮らせるまちづくりに大きく寄与する法案になると考えておりますが、以上のことを踏まえ、お尋ねします。

 この交通基本法に対して、今治市としてはどのようにとらえているのか、考えをお聞かせください。
 また、この法案が国会成立したとして、国の補助制度は地域に一括交付する仕組みが導入されると思いますが、その受け皿として、地域の協議会の設立の準備が必要であると思いますが、準備など、どのようなお考えであるかお聞かせください。

 次に、今治市の離島航路、市営せきぜん渡船と大三島ブルーラインについてお尋ねします。

 まず、この2つの航路の概要について述べさせていただきます。
せきぜん航路は、関前の岡村港から小大下港、大下港を経由して今治港を結ぶ航路であり、フェリーと旅客船がそれぞれ1日4便運航されています。
また、平成21年度の利用者数は、人が8万8,528.5人、車両が1万4,988台であります。
使用されている船は、フェリーが2003年6月に竣工した第二せきぜん、旅客船が1996年3月に竣工した第三徳海であります。
 大三島ブルーラインの航路については、今治港から大三島宗方港、大崎上島の木江を経由して大三島宮浦港を結ぶ航路であり、フェリーが1日4便、快速船が3便運航されています。
また、平成21年度の利用者数は、人が6万9,802人、前年度比81.8%、車両が1万7,552台、前年度比87.2%であります。使用されている船は、フェリーが1991年4月竣工のフェリーみしま、快速船が1988年1月竣工のブルーライン1号であります。
 離島航路は、そこで生活する住民の大切な足であり、先ほどの交通基本法の説明でも述べたように、移動権を保障するためにも存続させなければならないものでありますが、2つの航路とも赤字経営であり、現在使用しています船も耐用年数を大幅に超えているものもあります。
船の寿命は平均で約20年から25年と言われており、日ごろのメンテナンス、手入れがよければ長期使用も可能だそうですが、経済性の考慮や乗客の安全の確保は当然のことであり、老朽化した船を今後どうしていくのかを検討する時期に来ているのではないでしょうか。
しかし、現時点で一番大切なのは、実際に利用される方々からの意見を集約し、もっと使いやすい交通手段を提供するのが行政の役割だと思います。
 そこでお尋ねします。市営せきぜん渡船と大三島ブルーラインは寄港地も近接し、同じ方向を運航している航路であり、再編を検討する必要があると感じておりますが、この航路の再編成を含め、2つの航路に対し、将来的にどのような考えがあるのかお聞かせください。
 以上、答弁お願いします。

○岡田勝利議長
 答弁を求めます。

○菅 良二市長
 山岡議員のご質問の交通基本法についてに関しまして、私からお答えさせていただきます。
 交通基本法の制定につきましては、先般、国土交通省より、来年の通常国会への提出に向け検討を進めているとの発表がありました。かつて平成18年に提案された法案の概要や交通基本法検討会の中間報告を踏まえて、今回の法案の特徴を推測いたしますと、車を運転できない高齢者や障害者の方々などにも、生活上、最低限必要な移動が保障される権利があるとし、それを実現するために、公共交通機関への支援を充実させることを柱にしているものでございます。

 既に国土交通省は移動権の考えを先取りし、来年度予算の概算要求で、公共交通機関への支援として今年度の2倍の約400億円を要求しております。これまでの国の地域公共交通の確保に対する支援策につきましては、離島航路や生活バス路線の維持に対する事後的な補助や期間限定の立ち上げ支援が中心でありましたが、今後は、地域のさまざまな立場の方々、関係者による議論を経た地域の総合交通に関する計画に基づき、実施される取り組みへの支援に重きを置いたものとなるなど、抜本的な見直しが行われるとの認識を持っております。

 また、交通基本法の制定は、議員ご指摘のとおり、地球温暖化抑制に向けたCO2削減のためのモーダルシフトの推進に大きく寄与するとともに、国は、地域の特性を尊重する中で、地方公共交通の維持確保に対し、今まで以上の支援をしようとしているとの認識に立っておりまして、数多くの島々や広域な中山間地域を抱える本市といたしましては、期待を持って推移を見守りたいと考えております。

 いずれにいたしましても、今回の交通基本法につきましては、現在、法案の中身が検討されているところでございますが、移動権の保障に伴い発生する住民の権利訴訟への対応や公共交通機関への支援に対する財源確保などの問題点も指摘されております。国の動向を注視する中で、必要であるならば、今後、本市の総合的な交通計画策定に向け、交通事業者の皆さんを初め、関係者の方々にご協議いただくための協議会等の設立なども視野に入れ、対処してまいりたいと考えております。
 その他のご質問につきましては関係理事者からお答えさせていただきますので、よろしくお願いします。

○重見一正総合政策部長
 山岡議員ご質問の市営せきぜん渡船と大三島ブルーラインについて、航路の再編成を含め、将来的に今治市としてどのような考えがあるのかに関しまして、私からお答えをさせていただきます。
 ご承知のとおり、市営せきぜん渡船は、岡村、小大下、大下、今治間を、昭和45年4月から関前村の直営航路として就航をいたしました。
山岡議員のご質問の中にもありましたように、現在、フェリーと旅客船、各1隻の計2隻で1日4便ずつ、計8便を運航しております離島補助航路でございます。
平成21年度実績におきまして、収益1億1,230万円に対しまして、かかりました費用が1億4,817万4,000円で、経常損失3,587万4,000円の赤字となっておりまして、離島航路の指定により、損失の2分の1に当たります1,793万7,000円を愛媛県から補てんをしていただいております。

 一方、大三島ブルーライン株式会社は、出資比率が今治市27.5%、大崎上島町6%、愛媛汽船株式会社66.5%の第三セクターの地方航路でございます。
今治、宗方、木江、宮浦間を昭和63年1月18日から就航をいたしております。
現在、フェリーと旅客船各1隻の2隻体制で、フェリーが1日4便、旅客船が1日3便、計7便を運航いたしております。平成21年度実績におきまして、収益8,650万円に対しまして費用が1億4,754万5,000円となっておりまして、経常損失は6,104万5,000円となっております。経常損失のうち、今治市がその3分の2に当たります4,069万6,000円を、広島県の大崎上島町が3分の1に当たる2,034万8,000円を補てんとして補助しているところでございます。

 経営改善策といたしまして、市営せきぜん渡船におきましては平成18年に、また大三島ブルーラインにおきましては、平成18年から平成21年の間に料金改定や減便を実施いたしまして財務改善に努めてまいりましたけれども、現在、2つの航路を合わせた経常損失が9,691万8,000円と、1億円に達しようとする状況にあります。
 また、大三島ブルーラインの旅客船が建造後20年以上経過し、エンジン等の老朽化が顕著であることなどから、2つの航路について、今後どのような方向性を持って運航していくのがよいのか検討していかなければならない時期に来ていると考えております。

 山岡議員のご指摘にもありますように、市営せきぜん渡船と大三島ブルーラインは、寄港地も近接している、いわゆるVの字型で運航している航路であるため、船舶の共有化や寄港地の統合など、再編による効率化を望める航路であります。
ただ、何よりも留意しなければならないことは、寄港地である関前や大三島、大崎上島に住んでおられる方々の意向と利便性の確保にあることは言うまでもございません。

 昨年度、新設されました国の補助制度に離島航路構造改革補助があります。
この制度は、航路事業者が航路改善協議会を立ち上げ、財務改善を図るための計画や実証運航、船舶の公設民営化の検討などにかかる費用に対しまして、500万円を上限として補助されるものでございます。
関係いたします住民へのアンケート調査費用なども対象となるため、この制度の活用を視野に入れながら利用者のニーズを把握し、どういった形態で、またどういった料金体系での運航が公共性、利便性、経済効率性のバランスにおいて適正なのかを早急に調査研究していかなけばならないというふうに考えております。
 いずれにいたしましても、高速道路の料金問題や交通基本法の制定など、航路を含めた公共交通に対します国の施策は現段階ではまだ不透明で、かつ流動的でございますけれども、国や県の動向を注視する中で、市営せきぜん渡船が離島航路であることを十分に留意し、離島住民の唯一の交通手段である航路の維持確保を最優先に、適正で持続性のある計画を大崎上島町とともに検討してまいりたいと考えております。
 以上でございます。

○岡田勝利議長
 以上で答弁は終わりました。
 再質問はありませんか。

○山岡健一議員
 議長。

○岡田勝利議長
 山岡健一議員。

○山岡健一議員
 まず、交通基本法に関してですが、これから国会に上がるものであり、中身は改善するところもありますが、今治の交通に対し、重要なことでありますので、事前準備をしっかりとして、他の自治体に負けないように取り組んでいただきたいと思います。

 次に、市営せきぜん渡船と大三島ブルーラインについてですが、先ほども述べましたように、ポイントとしては、いろいろ努力をしてきたが、経常損失がふえてきている点、使用している船も老朽化をしている、V字型航路でそれぞれの寄港地も近い、そして橋の開通などで環境の変化もある。だからこそ、今、再編成の考えが必要であると思います。地域住民の方々の意見をしっかりとくみ上げて、利用しやすく、なおかつ航路改善のための検討をする時期に来ているものと考えております。

 国や県の動向を見ることももちろん大切なことであると思いますが、一番よく知っているのは地元の方々でありまして、大崎上島町ともしっかりと協議をし、構想を立ち上げ、議会とともに連携して取り組んでほしいと思います。早くスタートラインに立っていただき、竹原-波方フェリーが廃港になって使用されていない波方港もありますので、その再利用を含め、また今より便数を減らすことのないように、幅広い考えを持って検討していただくことを要望し、私の質問を終わらせていただきます。





参考

フェリーの問題



無力化する過疎地大崎上島




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宮本常一写真集をみて

記憶には、忘れさらされる記憶と、忘れたくない記憶がある。

時間の経過するごとに人間の記憶も風情も幾歳月の移り変わりとともに風化していくのは自然の摂理なのだろう。

記憶は風化すると、曖昧になり、そこから執着、妄想となることもあり、その繰り返しで行き着く先は最後に消滅してしまう。

人間の歴史そのものが、意図的であり、正確性の意味において甚だ疑問がある。

宮本常一の膨大な量の写真を過去から遡って調べていると、写真の中の人たちは今どうしているのだろうか?
古い写真の中の登場人物達が語りかけてくる。

昭和三十年代、四十年代、日本は高度成長期の真っ直中にあり、古い木造のみすぼらしい家も、土がむき出しで舗装もされていない道路も、今では、見栄えのよい、和風洋風問わず、まっさらな鉄筋コンクリートの家――現代建築の粋を集め基礎工事さえすめば、すぐにできる便利な家――が連なり、冬は隙間だらけで寒かった家も、コンクリートで密閉され、夏には、お金で冷房も買える時代になった。
社会整備が行き届いたのだろう、アスファルトで舗装されていない道路など田舎でも出会うこともほとんどなくなった。

人力で運んでいた荷物も、都会ではガソリン車、電気自動車にとってかわった。

外見は確かに豊になったけれど、日本の現状をみると、「本当に、豊かになったのだろうか?」と疑問が起きる。

社会が合理化・規格統一の前提で価格優先、便利優先になったお陰で、職人さんの仕事も消えていったものが多い。
昔は、もっと、日常生活の中に個性が氾濫していた。

護岸工事する前の港町には、雁木があり、その場所には集う人がおりコミュニティが存在した。


一日のはじめは、瀬戸内海の島々の間から昇ってくる日の出、フィナーレとして、躍動的で感動的な夕日の風景で締めくくる。
満月の明かりが海面に反射して光る夜の海も素敵だろう。

そういった自然の恩恵の中、人々は、生活の辛いこと、楽しいことを上手く中和させていた。

そこには、人間と自然の対話、今ではないだろう癒やしの空間が存在した。

貧しさもあったが、今の社会のように個人を追い込むような絶望的な貧しさではなかったと思う。

気持ちの余裕、生活の余裕とは何なんだろう。

時代の波に流されていった、人、物、そして記憶、感情も、宮本常一の写真をみていると、時間を越えて各々に尋ねてくる。

大衆文化、民俗という言葉は、お上のつくった言葉だから、随分蔑んだ意味に感じるけれど、実は庶民の知恵と工夫にあふれ心意気を感じることができて素晴らい体験が含まれている。

埋没させるのではなく、掘り起こし見直すことがなにより大切だと思う。
無駄なことはなにもない。



海の道構想」に活路 担い手育て政策持続を

検証・湯崎県政1年:/下 地域活性化 /広島
 ◇「海の道構想」に活路 担い手育て政策持続を

 瀬戸内海の離島、大崎上島の玄関口・白水港。
今月21日までの毎週金、土、日曜の朝、フェリーの待合室横に小さなカフェと朝市が開かれている。
4メートル四方の仮設テントに、野菜や果物、花などの島の新鮮な農産物が並び、コーヒーは無料。島のあちこちから人が集まり、会話が弾む。湯崎英彦知事(45)が知事選のマニフェストで掲げた「瀬戸内 海の道構想」の実証事業の一つだ。

 運営するのは、高齢者の認知症予防などに取り組むNPO法人「大崎上島ながいき委員会」。
理事長の高田艶子さん(80)は「瀬戸内海は、四季の移ろいや朝夕の美しさが感じられる世界に冠たる多島海。それを観光資源として生かそうという湯崎知事と志を共にしたい」と意気込む。

 湯崎知事の目玉政策である同構想は、瀬戸内海に点在する地域資源を相互に連携させて魅力を高め、観光などの産業活性化につなげる。
県庁内にプロジェクトチームを発足させ、専門家による構想策定委員会も設立した。県は今年度5000万円を予算化し、1000万円は公募した12の実証事業に充てた。実証事業で出た課題などを構想に反映させる。

 高田さんは12年前に京都から転居した。当時、約1万1000人だった島の人口は、現在約8600人。人口減少と高齢化が急速に進み、65歳以上の割合は43・5%で県内の市町で最高だ。

 「このままでは島が沈んでしまう。住む人が人間らしく暮らせる島にしなければ」。高田さんは、▽認知症予防などのため一人暮らしの高齢者たちが集まる場▽島の農産物が手ごろな値段で買える朝市▽観光情報の発信--などの多機能を備えたカフェを作りたいと考えていた。今夏、実証事業の公募を知って申し込んだ。

 カフェを開いているのは、桟橋の目の前という「島の一等地」だが、県からの委託料はわずか80万円で、開催は1カ月限定。
野菜を買いに来た山口豊子さん(78)は「見ていたらみんな欲しくなる。おしゃべりもできて楽しい。ずっと続けて」と期待するが、県は「限られた予算の中での事業。
にぎわいの創出や費用対効果を考えて今後の支援を決める」。
本格的なカフェの実現には施設建設などが必要。高田さんは祈るような気持ちで、カフェの設計図面を県に提出するつもりだ。

 構想策定委員長の石森秀三・北海道大観光学高等研究センター長は「表層的な数値目標や観光の新しい動きに惑わされず、地域で地道に頑張っている個人やNPOなどを評価し、人をきちんと育てていくことが、10年、20年と、知事が代わっても続く政策展開につながる」と提言する。

 多くの人が交流する「海の道」が開けるのか。打ち上げ花火で終わるのか。知事の手腕が問われる。


毎日新聞 2010年11月20日 地方版





知恵を出し合いがんばってください。

海賊 村上一族 盛衰記


村上水軍と櫂伝馬の関係のことが、NHKで先日の番組でとりあげられていました。

インターネットで資料をしらべる時に、日本財団図書館(電子図書館)をよく使わせて頂いています。(ブログでリンク紹介をしています。)

海事関連、船の歴史など、自分で調べようとすると途方もない時間がかかると思いますが、このサイトを利用すれば、珍し資料や史実が沢山でてきます。

残念なことは、昨年まで動画で資料をたくさんあげていただていいましたが、それらが公開終了となったことです。

そのひとつに、「海賊 村上一族 盛衰記」があります。



大変貴重な番組であったので、資料としてローカルに保存していました。

今までも、何度か、村上水軍の歴史を知りたいという方には、個人的にサーバーにデータをアップロードして視聴して頂いていました。

元データーは、リアルプレイヤーの独自規格rmmですので、対応していないメディアプレイヤーでは閲覧ができませんでした。
今回、この扱いづらいrmmをmpgに偶然変換ができましたで、再びサーバーにアップロードしました。

40分近い番組ですが、村上水軍の歴史をわかりやすく解説してくれている動画は、これ以上のものはないと思います。

是非、ご覧になって頂き再確認して頂きたいと思います。


海賊 村上一族 盛衰記   サイズ65MB


PJ記者の滝アヤさんが来てくれた!

昨年の櫂伝馬の時もそうだけど、滝アヤさんが、『新発見・「ゆったり宝島」の大崎上島』ということで、取材と撮影をかねて来島してくださっている。

滝アヤさんをはじめ、穂高健一さん斎藤 潤さん「八濱漂泊傳」の高原正伸さん、そして瀬戸内海の将来のリーダーになるだろうミカンさん、その師匠にあたる瀬戸内和船工房さんあるくみるきく_瀬戸内シーカヤック日記のNさん

こういった瀬戸内海の海洋文化と、歴史にあかるい情熱と理解ある人達に遭えたのは、大崎上島の櫂伝馬を愛する若い人達のお陰です。


また、熱心に取材して大崎上島の櫂伝馬の力になってくださっているNHK広島をはじめ広島テレビ、中国新聞のメディアの方達。

こういった良縁のお陰で、『島へ』という本当に、内容の濃い雑誌とあえることができました。




「我々の宝は、我々の足元にある。」ことの再認識

島の在住の方達が、youTubeなどの動画共有サイトを利用し、独自に情報発信をしだしたこと。

大崎上島独自のコンセプトで、企画立案が可能になりつつあること

メディアと新しい形でパートナーシップがはかれるようになりつつあること

地域と人のつながりを密にすることができる場所が、実は日本で一番幸福な場所ではないかと思います。

若い人が自信をもって誇れる場所になって欲しいと思います。



2005年8月に行われた櫂伝馬競争の動画を2006年にGoogleビデオにあげていたことに気がつきました。

先見の目があるでしょうということで、ある種の自慢です。




大都会の人は、大崎上島を「離島、離島」といいますが、そんじょそこらの離島とはわけが違うということを、大崎上島を知れば、おわかりになると思います。

大崎上島ウルルン住民記_照英が大崎上島に来たNHK旅番組「あいたい」オンエア


大崎上島ウルルン住民記に、先日 NHKのテレビ放送をyouTubeにあげていただいた。

大阪だから、当然 今日が初めての動画視聴となりました。
大崎上島だけでなく、瀬戸内海全般のこともさりげなくいれていただき感謝いたします。
もっと、参考にしてもらえるよういいものを資料としてあげていきたいと思います。

古い町並みも良かったし、ユニークな船として、まさか小池造船所のエアークッション船が登場するとは思わなかった。

ずっと前から、小池造船所の造船技術は、無断で、取りあげていたけれど、社長のお顔を拝見するのは初めて。でもどこかで見た顔です。

元気でなによりです。


頭の中には、・・・・・・・・・・



みなさん 思っているように、やはりいいものは残したい。
子供の世代まで、いいものは残してやりたい。

それは、我々の世代の責任だ。

時代の波に迎合したり、揺れ動く必要はない。

やはり大崎上島は永遠であって欲しいと思うし、プライドをもって誇れる場所だと思える。



わけのわからん「離島」とか、そんなくだらんもんええわ!

ポチ犬のように、しっぽをふって右へ左へするようなことはせんでもええ。

下を向いて卑下する必要など全く似合わない


本物の生き方をすればええ。

大崎上島の若者の取組・姿勢は、「ええ!」

やっぱり 応援したくなるのは、人情だ。

若い世代に、どんどんがっばってもらって、島をひっくりかえそうや!

都会の閉塞感から抜け出して、もうすこしすれば、島の時代が来るかもしれん!



・・・・・・・・・・・・なんて ことを考えていたりしています。


確かに、モータリゼーションからも取り残された、近距離だけれど、中途半端な距離の島嶼部になってしまったけれど、このことがプラスに働く事も多いはずだ。


船舶などの交通問題は、この島の運命を担う部分なので、しっかり今、まとめています。

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