おかけで、辞書にないレアな単語、記事など、殆どヒットする。
しかも、関連ファイルとリンクしているので、永遠と調べることができる。
今書いている「限界集落」もさっそく調べることができた。
限界集落の提唱者は大野晃大学教授だそうだけれど、2000年現在で彼がこれは本当の限界集落だと認定された場所が、高知県大豊町だそうだ。
さっそく町のホームページを探し、広報を読み、場所はどんなところだろうだと思い、グーグルアースで場所を衛星写真で確認した。
話は脱線するけど、ストリートビューなんて、東京都心の家々の軒先まで撮影しているので、20数年前の下宿先の様子まで調べることができる。
改札は個人情報の関係でぼやけさせているけれど、
「いやー、●●さん、今家の増改築をされているんですか?」
なんて、会話も500キロも離れた場所にいながら平気で会話できることも可能だろう。
ただ、知りたくもない情報も知らせたくない情報もあるわけで、これが便利かというとちょっと違うだろうと思う。
自分にとっては、「いらんお節介はいいですよ。」ということになる。
大崎上島が合併する前の時代を振り返る
2000年ぐらいは、森総理の時代だけれど、官民あげて情報化促進、IT革命を謳いインターネット博覧会インパクなど、それはそれは凄かったことを思い出す。
目に見えない高価なCDに大金をはたき、猫も杓子もIT(イット)だった。
大豊町の広報を読むと、当時を思い出すことば、
「電子化」、
「情報化」、
「ブロードバンド化」、
など、議員さんも町長さんも仕組みもわからなくても、情報化することによって地域が活性化するというような懐かしい議論が熱く行われている。
今では合併して町の名前もなくなった、瀬戸の島々、特に愛媛県の島嶼部の町は、今更ネットで調べてもログものこっていないものがほとんどで、調べることは難しいが、地域で命がけで真剣にIT化を推進し取り組んでいた。
逆説的ですけど、
最近、「限界集落の自治体にとってITとはパンドラの箱なのか?」と思うことが多いのも事実。
その根拠を考えると、
一つ目は、「過疎は情報化する前から過疎であること」
情報化を促進したところで、総合力--つまり企画、立案、分析能力は最低限必要であり、これに収支計算が入ると、とても無理。時代の波に逆行して需要を喚起する力など期待することは最初から無理な話なのです。
情報化と、アクセスの悪化、地域の雇用の悪化、など混同して考えてはいけない。
あくまで別世界のもの。
二つ目は、田舎の議員さん、町長さんレベルのIT素人が情報化を目指しても時間の無駄
習得する前に町が潰れる。
ITは、やはり馴染んだ若い世代に任せて、賢明な選択ならば、議員さん、町長さんは、しっかりと現実世界の町作りに集中するべきだろう。
過疎地域は、人口減少がめまぐるしいので、手続き業務はどんどん減ってくるはず。
町役場に電子端末が導入したからといって余剰人員をリストラするなんて民間企業では、あたり前のこともできないでしょう。
さて大崎上島町はどうなんでしょうか?
公式ページに
2009年10月19日ホームページについてのアンケートにご協力ください。NEW!!
大崎上島町では、広島商船高等専門学校と共同で、町のホームページのリニューアルを行っています。
皆さんのご意見をお聞かせください。
とありました。
共同でホームページのリニューアルだそうです。
MSに表彰してもらった大金をはたいて作ってもらった自慢のホームページもスタイルシートガジガジで、管理者が怖くて触れない状態だったんですけれど、今度は、共同開発だそうです。
投資に見合った効率的な情報化は最初からここでは、失敗していたこと。
また、ホームページを作り替えたかたといって本質的な問題はなにもかわりません。
コンテンツが大切であり、情報化は、積み重ねの世界です。
地道な努力・忍耐と、現実世界がドッキングして初めて成果が徐々にでるものなのです。
つまり、話をするほど楽で簡単な世界ではなくむしろ、厳しい世界なのです。
教育の場と混同するのはどうかと思います。
冷たい言い方かも知れませんが、時間とお金の浪費だと思います。
行政は、行政の仕事をしっかりとすることが先決であります。
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内容の充実が一番大切
ホームページを活用するにも、個人のブログ程度では、案内程度のさわりの文面ばかりで、活用とはほど遠いものが多いのです。
医療、福祉の内容も、ちゃんとした資料をPDFファイルなどホームページのせ、頒布・拡大・推進を図るべきもので、数行の案内で理解できる頭のいい人はいるのでしょうか?
限られたエリアでの情報網の構築なのですから、そんなに難しいことではないと思います。
定型作業のマニュアルの解説、セィフティーネットの構築、連絡網、確認方法など、しっかりとしたものができればそれを積み重ねていけばいいだけです。
行政側はローカルネットでこうしたものは、構築していると推測できますが、あくまで住民レベルでの一般開放されたレベルでの話です。
インターネットを活用する前に、ネット万能説はこの際棄て、現実に何が可能か、討議することが大切です。
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