東京から広島県大崎上島町へ昨年移住した森ルイさん(33)が14日、カフェ「antenna(アンテナ)」を開店する。自然が豊かで人情味にあふれた島の魅力に引かれ、「地元の人が憩い、観光客とも交流できる場に」と意気込む。
カフェは中野地区に開き、鉄筋平屋273平方メートル。コーヒーなどの飲み物のほか、島の果実のユズやイチゴのジャムを付けたトーストなどを扱う。ドライマンゴーなどの輸入食材や、フランスの雑貨も販売する。
東京で生まれ育った森さんは、大崎上島に移住した友人に会いに4、5年前から何度も島を訪れた。「歩いていると、あいさつされたり、イチジクをもらったりした。人情があり、私を受け入れてくれる」と移住を決意。昨年3月に仕事を辞め、築80年の古民家を買って移り住んだ。
森さんは「この島には、多くの人を呼び込める魅力がある。情報が行き交うアンテナ役になりたい」と話す。営業は木―日曜日の午後1~7時。
【写真説明】店で販売する食材の準備をする森さん
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