広島、愛媛両県の知事と経済界代表による広島・愛媛交流会議が31日、広島県大崎上島町であった。広島県の湯崎英彦知事と愛媛県の中村時広知事は、瀬戸内海への観光客誘致で地域活性化を目指す広島県の「瀬戸内・海の道構想」で、自治体による推進組織の設立に合意した。
湯崎知事が「自治体の枠組みを越えて瀬戸内海をブランド化したい」と協力を要請。中村知事は「瀬戸内海は両県の宝。大いに賛同したい」と応じた。知事間で推進組織の設立に合意したのは、岡山に続き2県目。
中村知事は愛媛、広島両県の島々を会場にした「大島博覧会」の計画案を披露し、協力を要請。世界から自転車愛好家を呼び込むサイクリングイベントを核に、瀬戸内海の国立公園指定80周年に当たる2014年ごろの開催を目指すという。
湯崎知事は「瀬戸内海の美しさを知ってもらうきっかけになる」と連携を表明した。
このほか、瀬戸内しまなみ海道のサイクリング客を増やすため、自転車通行料金の無料化を国に求めることなども確認した。
【写真説明】瀬戸内海を生かした観光振興策などで意見交換する湯崎知事(右)と中村知事
海の道といっても、実に対象が多く、まとめ上げるのに大変な作業が必要だろう。
一番 注意しなければいけないのは、散漫になるのではないかとう危惧だ。
食、文化、行事、
瀬戸内海全域として捉えると実に広範囲であり、焦点が定まらない。
時代の波に流されようとしていたものを再び手ですくうのは、大変なことだろう。
もしかすると、途方も無い作業が待ち構えているかもしれない。
しかし、それもいい機会なのだ。
改めて瀬戸内海の海洋文化の深さに驚くことになるかもしれない
真剣に海と接し合うことは、海洋文化の理解するうえで避けてとおれない道なのだ。