2000年当時は、インパクの時代でありIT時代の本格的幕開けの時代だった。
政治家を含め素人がITをまるで万能薬のように錯覚していた時代だ。
ウインドウズについているペイントを使って政治家がお絵かきするニュースをみてちょっと深刻だなと思った。
※waybackのアーカイブに保存されているので、こちらを参照
大崎上島はまだ三町が合併していなくて、県のHPの中に入っていた。
せっかく、百十億も投資して作ったサイトの数々も、データーも更新もされず、
ほとんど、廃止している。
インパクの実態は、無駄な公共投資であり一回限りのお祭りだった。
この国の行政の非常識は投資効果の責任が問われないことだ。
当然、監督する政治家が一番の大罪なのだが、
このことは、民間では、考えられない非常識だ。
だから、いつまでたっても、その場限りの実態のない天ぷら、お手盛りが盛んになる。
保護貿易化された行政の事業が、実際の市場経済でことごとく敗退するのは、このためだ。
スピードを要する意思決定するリーダーもいないのだから。
森内閣から小泉内閣になり行革のもと、交付金頼みの地方団体は悪者にあがり小さな町・村は地図から消されていく運命となる。
この頃の境目の落差は激しかった。
結局、情報の電子化など、インパクで目標に挙げていた事項も、地図から消えた町村には、外部の人間が参照しようとしても、資料が残っておらず、ちゃんとした専門技術を身につける前に頓挫したのが実態だろう。
最近の出来事だけれど、
こんな自己満足のHPを長くやっていると、
「島の歴史の資料を調べたいのだが、どうしたらいいか?」
という問い合わせが、ときどきくる。
誰でも、学習できる資料館があってもいいと思うし、そのために最適であると思う「島の歴史の電子化」は当初からずっと、訴えてきた。
数年前、唯一、一回だけ、このことに関して取りあげた会議があったが、
その時、どんな内容が話されたか、知るよしもない。
(実態のない見せかけの会議は止めるべきだろう。)
パソコンの値段は今や劇的に下がったので、できれば島の歴史の電子化に挑戦してもらいたい。
無料のデータベースに、
PortaBase2.0
がある。
ウインドウズ、マックもLinuxも、PDAにも対応している。
※印刷機能はありました。 しかし、ページごとのプレビューはできません。ちょっと不便です。メモリーを喰います。
共同作業をしながら
「この内容は、適切か?」
「この一文はいれていたほうがいいのではないか?」
など、相互が意見をだし、まとめあげることにより、
理解度も深まるだろうと思う。
人の記憶はいい加減なので、
こういったデータベースを活用することは月日と伴に登録データが増えていき、重要度が増してくる。
情報化の意義を理解し、やる気があれば、無料で百十億円かけたインパクを越える島にとって恩恵のある事業になる。
いいものができれば、「島の歴史のアルバム」として、活用でき、
多くの人に感謝されるだろう。
これで、四回目のおなじ記述となりました。
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