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公立病院力(上) 赤字7割 改革手探り

2010年04月22日朝日から

医師が不足し、診られる患者が減ったために収入が減る。採算のとりにくい医療や過疎地での医療を担う公立病院が、こんな悪循環で岐路に立っています。昨春、国の旗振りで、経営を黒字に換えようと各病院が「改革プラン」をつくりました。ベッドを減らしたり、備品代を節約したり。各地で試行錯誤が続いています。地域の「公立病院力」を2回にわけて見ていきます。(錦光山雅子)


■高齢者対応にシフト/東広島の安芸津病院


 「我々の先輩の血のにじむ頑張りで生まれた病院。我々で何とか支えられないか」

 3日、東広島市安芸津町地区の公民館。集まった約250人を前に、大木昇三さん(69)が訴えた。

 「病院」とは、公民館の隣にある県立安芸津病院(1948年設立)。大木さんは住民がつくった「支援する会」の会長を務める。この日、病院が開いた公開講座に合わせて講演会を開き、参加者に病院の現状と協力を訴えた。

 同病院は患者数の減少などから収益の減少が続く。2009年度で約3億円赤字となる見込みだ。収益の柱となる入院患者数(延べ)は08年度までの10年間で1万人近く減った。ベッドの利用率も01年度は9割を超えたが、08年度は7割を切った。

 病院は昨春、全3病棟(150床)のうち1つ(50床)を閉鎖。大木さんたちは約3万3千人分の署名を集めて反対したが、変わらなかった。「このまま小さくなって、なくなってしまうんじゃないか」。大木さんは心配する。

 患者が減る一因は、周辺の人口減と高齢化だ。安芸津町地区の人口は1万1444人(09年)。5年前から約800人減った。高齢者の比率は高まり、今は約3割。慢性疾患のお年寄りが増え、すぐ治療が必要な患者を想定した病院の機能とずれも出てきた。

 加えて医師不足。週数回の外来をみる非常勤医師は確保できても、入院患者をみるのに必要な常勤医師が足りず、入院を制限せざるを得なかった。特に響いたのは01年秋の産科の休止。翌年度の入院患者数は、約5千人減った。

 今年4月、病院は改善に乗り出した。100床のうち10床の用途を切り替え、手術や治療を終えた患者が自宅に戻れる程度に回復するまでの入院用にした。独り暮らしのお年寄りが、なかなか自宅に戻れないケースが目立つためだ。自宅で暮らす慢性疾患のお年寄りに対応するため、看護師による訪問看護も始めた。医師による公開講座の開催を周辺市町に提案し、利用増につなげようとしている。

 ベッド利用率の目標は9割。4月中旬には87%まで回復した。「潜在的なニーズはある。待っているだけでなく、必要な見直しはしたい」と杉原正夫事務長は話す。


■節約・老健用ベッド・・・効果は


 経営が苦しいのは、安芸津病院に限らない。総務省の「地方公営企業年鑑」によると、08年度決算では公立病院の約7割が赤字だった。

 同省は07年末、公立病院の経営改革のための「ガイドライン」を策定。経営の効率化▽周辺病院との再編・ネットワーク化▽経営形態、の3点から実態を見直し、3年以内をめどに黒字化を目指すためのプランを08年度中に作って09年度から取り組むよう促した。

 ガイドラインでは、07年度までの3年間のベッド利用率が70%に満たなかった場合は、ベッドの削減や、診療所(19床以下)への縮小が「適当」とした。ベッドを減らした病院の運営自治体には、今後5年間、削減前のベッド数に見合う額の地方交付税を配分するという「あめとムチ」策で誘導した。

 こうした動きを受け、中国地方でも、ベッドの削減や新たな収入確保策などが進んでいる。

 例えば、鳥取県智頭町の国保智頭病院は08年度末、約7億円の資金不足があった。プラン策定に合わせ、深刻な不良債務を抱える病院向けの「特例債」や銀行からの借り入れで不足を埋めて再出発。職員の給料を減らしたり、医薬品の購入先を1社に絞ったりして節約した。病院のベッドを減らした分を、介護が必要なお年寄りをみる「老人保健施設」のベッドに振り向けたり、健診センターを開いて受診者を増やしたりして収入増を図った。こうした取り組みで、当初の想定を上回る早さで業績が改善している。

 ほかにも、ベッドを持たない地元の開業医に、空いている手術室やベッドを貸したり、通常よりも高額な個室ベッドを増やしたりして収入を増やそうとする病院もある。

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色々と考えた

どうしても、頭の中から山頭火が抜けられなくなってしまった。

偶然にも、家内が山下清作品の展示会だろう


その際に本を購入していたので、彼の半生と作品を読みながら、

YouTubeで彼の動画をさがして、それも見ていた。

種田山頭火と同じく、山下清も、物乞なんだなと思った。

物乞とは「乞食」という意味であるが、彼等は、世捨て人、市井から飛び出した人ということだ。

種田山頭火の本の最後にこうしるされている。

---山頭火の境遇は捨てて捨てて、どこまでも捨てられるか、試すかの生き方であった。

時に、今までも捨てようとしたが、どうしても捨てきれないで、最後に残ったのが、

俳句でなかったか。

彼のみずからの念頭は二つ

一つは、本当の自分の句を作りあげること

もう一つは、ころり往生だと書いている。

これは、正直な気持ちだったに違いない。

ところで、ほんとうの自分の句とは、どんなものだったのか。

彼が拠ったのは、自由律俳句で、

いわゆる有季定型の伝統的なものではなかった。

うたうものの、第一義は うたうことこそ でなければならない。

私は詩として私自身を表現しなければならない。

それこそが、私のつとめであり、同時に私の願いである。



自由律俳句

素材を表現するのは、

言葉であり、その言葉を生かすのは、リズムである。

或る詩人の或る時の、或る場所に於ける

情緒(にほい、いろあひ、ひびき)を伝えるのはリズム

その詩のリズム、彼のリズムのみが、

能くするころである。

日本の詩に於けるリズムについて、考えるべく。----

墨跡の効果でもリズムの整えることが可能だ。

こうして考えると、山頭火の句は、

パソコンで文字で味わうよりも、(文字で追いかけても、魅力は十分ありますが、)

やはり、本などで、筆跡を見ながら味わうほうが、正しことがわかりました。

大崎上島の生野島、木江には、

推定で、昭和10年または11年に訪れているようだが、一体どんな句をその際に残したのか、知りたいものだ。

今では彼の句碑は、あちこちで作られているけれど、

生前の山頭火は、世捨て人に近かった。

彼の句は、句として生きている。


往生際の悪い人、私利私欲にはしる人、粉飾麗句を語る人

人が死ねば無になることを認めたくない人

所詮、人は、身勝手な生き物だ


人間として山頭火はそこにいる


私も、山頭火の句が頭から離れられない状態になったということは、

人間の弱さを弱さと認めることができる歳になってきたのだろう。



しかし、大崎上島と山頭火というテーマ

実に奥が深い

東野地区の文化活動は、うなずけるものが多い。


この場所で魂を必要とするものがあることは、実に有難いことだ。

それこそ、山頭火が求めていたものじゃないだろうか。

山頭火は奥床しい

ネットで、

山頭火『草木塔』を読む

山頭火 from 酒と山頭火

を読んでいます。

山頭火の句の、素晴らしさと出会えてことで、少し真の人間に近づけたか感じがします。

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雨ふるふるさとははだしであるく


まつすぐな道でさみしい


うどん供へて、母よ、わたしもいただきまする


山しづかなれば笠をぬぐ

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句を読んで自分で、理解して、解説を読んで再認識してもいい。

実に、いい精神の鍛錬になります。

日本語の奥深さを感じます。


4月18・24 春の豊漁祭 ふれあい工房4周年記念イベント


大崎上島漁業協同組合から、春の豊漁祭バザーのご案内

4月18日(日曜日)、沖浦観光物産館とその周辺で

、恒例の春の豊漁祭バザーが開催されます。

主催は大崎上島漁業協同組合。

春と秋の2回、『美味しいイベント』と称して、今が旬のたべものが勢ぞろい。

地元沖浦の『いも会』が、おなじみの芋煮鍋を無料でふるまいます。


お問い合わせ先
商工観光課(大崎上島町観光協会)
TEL:0846‐65‐3120

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4月24日、ふれあい工房4周年記念イベント



ふれあい工房(大串3032-2)から、4周年記念イベントのご案内が届きました。

おかげさまで4周年のお礼と、これからもよろしくの心をこめて、4月24日(土曜日)、ふれあい工房が開設4周年記念イベントを開催します。
今年は、風船アートショーや世界を旅する民族楽器の演奏家「丸山祐一郎さんとはるさん」のコンサートなど、盛りだくさんの内容です。丸山さん考案の空き缶を使った楽器「水カンリンバ」づくりのワークショップも。
「お誘いあわせてお越しください」とふれあい工房職員一同より。

問い合わせ先
ふれあい工房
TEL:0846‐67‐5666

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年間を通して、大崎上島というひとくくりでイベントをカウントするとかなりの数になります。

小さな区域、

島のトータルプロポーションを大切にしないといけません。

今まで、数年にわたり何度も書いてきましたが、積み重ね

レポートをネットで発信して、良かった点、悪かった点など、

みなさんで問題を共有したほうが、ネットらしくていいと思います。

やはり、島外から多くの人が参加してもらったほうが、主催者も勇気づけられるます。

ということで、是非 島に島外のみなさん

おこしいただき参加して欲しいと思います。

種田山頭火

暇を見つけては、種田山頭火の句や関連書物を読んでいます。

酒と山頭火という面白いサイトも読みました。



着色のない、人間の感性にダイレクトに訴える詩は、衝撃でした。




俗世間にどっぷりつかった

拝金主義、

売名行為、

私利私欲、

こういったものが場所を選ばず蔓延し、

多い世の中ですが、

しっかりと、健全な精神は、育まれるものなのだと思います。

自分の理想の故郷は、生粋の精神が宿っている場所です。

彼の句を読むことで、救われた気がします。


大崎上島と種田山頭火の関わり合いは、

すごく深く大きなテーマです。

決して風化することのない、町おこしです。

改めて立派な大人(たいじん)が立派な地域と人を根付かせるものだと思います。

大崎上島の公報もホームページも良くなった

4月1日に公報が見れる

これは、素晴らしい

今まで待てども暮らせど、いっこうに掲載することがないことが多々あった。

当たり前のことだけど、精神衛生にいい。



また、表紙のセンスがいい!

やはり前向きで元気な内容が多く島の明るさが出ている。



ホームページも今まで散々なことを書いたが、

商船に作ってもらって正解だったのだろう。

カスタマイズが簡単だから、レスポンスが早い。

問題の提示のしかたも、アピールも、

当たり前のことが当たり前にアピールできること

作為的な話題とかなくて、本当に晴れ間が見えた感じがする。

春がきたような印象をもった。

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