離島の概念からはじまり、
第Ⅲ章では、『瀬戸内海島嶼部の現状ー広島県大崎上島ー』として、この島の現状を冷静に分析されています。
基礎データーが同じものが多いためか、ほとんど意見も同じものです。
本の中で、島の『閉鎖性経済』、『既得権力』なども、表現する単語として使われています。
こんな表現をするのは私しかいないと思っていました。
この表現は、適切かどうか悩んでいたからです。
しかし、どちらにしても交通問題は、この島の将来においても、また現在においても大切な問題であり、住民の関心・要望の高い懸案事項です。
にもかかわらず、合併以来、積極的にこの問題を取りあげる組織・団体は、ほぼ、ゼロに近いと思います。
大崎上島のために書かれた交通問題なのに、住民がその成果物に目を通す機会もないのは、本当の開かれた住民自治といえるのかどうか?と思います。
急がば回れではありませんが、こういった大切な問題を将来の検討事項として棚上げした状態で後回しをしていても、決して良い結果は生まれないことは明白です。
『フェリー航路は自動車道路』は、大変いい本です。
私のようなつまみ食い的ブログでは、体系的にまとめることができませんので、いい方法で、「交通問題を考える」きっかけになるようデーターを集めていこうと思います。
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