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議会だより第30号

平成22年9月に行われた議会の内容を載せた「議会だより第30号」が、資料としてあがっています。



個人的に気になった物を整理しました。




質問 緊急対策を要する倒壊危険家屋について
(前田議員)


空家の自然倒壊が続出している。
事態は深刻で緊急対策が必要だ。
改めて以下の点を質問する。
Q-1.危険家屋の所有者を把握しているか。
Q-2.所有者に現状を理解させ対策を指導しているのか。
Q-3.土地家屋の無償提供の申し出にはどうするのか。
Q-4.倒壊家屋の所有者に撤去の費用負担能力がない場合はどうするのか。
Q-3.4.の場合、町民の家屋等に被害が発生した事態の救済措置はあるのか。

答弁(町長)
A-1.維持管理の方法や危険の解釈を含め、すべての状況までは把握していない。
A-2.住民・関係者を通じての場合もあるし、町が直接状況を知らせる場合もある。
A-3.環境整備に税金投入が前提となり、公共用地として住民に供する可能性があればよいが、管理負担の転嫁としての寄付は受けられない。
A-4.所有者に実態を理解してもらい、協力を粘り強くお願いする。
A-5.今の法律制度の中では困難だ。あくまで所有者の責任であり、事態解消の方法を話し合う必要がある




質問 イノシシによる農作物被害の対策は
(越田議員)


Q:長年、イノシシによって農作物が被害にあっている。
防護柵で予防的な措置をとってもそれ以外の畑が被害が被害にあう堂々巡りとなっている。
そこで現在の島内の頭数は。

A:昨年度539頭捕獲しており、同程度生息していると思われる。

Q:畑、作物の補償は。

A:町としての被害園地の補償は現行制度ではない。

Q:石垣などが壊されることによって集中豪雨の時に二次災害が起こる可能性は。

A:下流に影響を及ぼす可能性がある場合、必要性のある所は直していきたい。




質問 乳幼児の救急医療体制に対策を講じるべきでは
(中村議員)

Q:従前は安芸津県立病院において、小児医療の24時間診療が実施されていたが、医師不足により夜間の電話相談も難しくなっている。
現状における救急医療体制を明確にし、子育て支援の方向性にかなう小児医療連携体制を構築すべきでは。

答弁(保健衛生課長)
A:安芸津県立病院での小児科医の宿直は月、木に限定されており、その他の日は
午後8時まで相談受付となっている。
小児科医療の選択肢は限られており、医療機関相互の役割分担が重要となっている。
ひろしまこども夢財団の相談事業活用の啓発など、現行の制度による支援と、地元医師会へのお願いも進めたい。





巻末には、初めてだろう

私の議会傍聴日記 が書かれていた。

私の議会傍聴日記

中野 安藤邦彦さん

本会議は9時開会のため、10分前に議場入口にて傍聴名簿に署名の後、日程表と一般質問通告者の質問事項をプリントしたペーパーを受け取り傍聴席に。

まもなく、人の役場課長が入場し着席するや雑談開始、本会議前であり差支えないものの、傍聴に来た者として見たくない場景。
今日の傍聴者は私を含め人と県からの出向職員の総勢3,4人。
私一人だった時もあり、今日は人の気配を感じる傍聴席。
会期の初日は一般質問、熱気にあふれた討論を期待したものの平穏無事の静かなる本会議。

今回も総花的な質問内容に終始しましたが、福祉・交通など町民の関心が高い事項に精通した議員による緊張感にみちた質疑応答を期待して毎回のように傍聴席に座るのですが、時おりベテラン議員による核心をつく質疑があるものの、議事録が残る本会議にはふさわしくない質問もあるように思われます。

その中で異色の提案がありました。
神の峰の頂上にテレビカメラを設置して大崎上島を取り巻く景観をインターネットで全国に流して観光客誘致の一助にしてはとの提案です。
その瞬間、傍聴席に座っている者として、神の峰よりは本会議の町内放映が先で、家庭でいながらにして議会傍聴ができたらと思ったものでした。

それにしても本会議中、同僚議員が質問している最中ですら、私語にふける議員の多いこと。
かっての町議会は緊張感に満ちていたとのことです。
本会議の終了後は、議員による別室での全員協議会が開かれ一般町民はシャットアウト。
情報公開が叫ばれている昨今、議会運営はあくまで本会議が中心であってほしいもの。
議会は大崎上島町の最高議決機関であり、町の1丁目1番地は本会議場だと思っていますが
さて、議員さんは?
次の議会は傍聴者が今回よりも多いことを期待して庁舎を後にしましたが、どうなることやら。
皆さん、傍聴に行きましょう。





次回は、12月に開かれるそうだ。
一人でも多くの住民が傍聴することが、なにより大切なことだろう。
広報委員会も「議会だより」を工夫をされて「開かれた議会」に働きかけているのだから、住民も呼応するべきだろう。
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