過去、おそらく気がつかないだけなんだろうけれど、
色々な団体が島の活性化ということで、様々な事業をしてきたのだろう。
しかし、若者の取り組みが一番即効性があり、効果的であった。
◇大阪の海は汚い。
今朝も、大阪湾にいってきた。
しかし、防波堤の海面を覗けば、茶色に海水が濁っている。
透明度は30cmもないだろう。
昔と違うのは、異臭がしないだけましになったのかもしれない。
大阪には、関空近くに二色浜ビーチという海水浴場があるけれど、ご存じの方も多いと思うが、近くの工場から汚水を流されると、海面が帯状に変色し海面の温度が高いと異臭が風にのって浜にあがってくる。
泳ぐのも覚悟が必要だ。
海面が変色している理由は、チッソ、リンなど有害なものが、海底に堆積してヘドロ化していて、息のできない死の海になっているからだろう。
これでは、魚も可哀相だ。
◇寝屋川
海ではないが、寝屋川沿いを歩いても、満潮時には海水が川の水と混じって内陸部まであがってくるのだろう。
はっきりと海水の臭いがわかる。
潮のにおい(人によっては、磯の香リ)がして気特が落差く。
島育ちだからということもあるけれど、海は、癒しの場として大好きな場所だが、大阪の海を見ると、逆に悲しくなってしまう。
発泡スチロールやジュースの缶、ゴミがあちこちに、散らばっている。
悪いことに、あたかも生き物の如く生息していて増殖を繰り返している。
そんな光景を目の当たりにすると、人の心って素直なんだろう、
ショックを受け、ストレスとなるので自然と海から遠ざかることになってくる。
しかし、海から離れると、そこは、コンクリートジャングル、
マクドナルドに、コンビニエンスストア、パチンコ屋に大型ショッピングモール
モータリゼーションの発達は便利になった証明だ。
どこにいくにしても、人、人、人
そして、車、車、車
最初は楽しいけれど、段々と都会の消費の歯車として、働いている自分に気がつく。
金太郎飴の苦しさがわかる
お金の使い道って、こんなものなのか?
小銭を持たされることは、楽しいことではない。
苦しい。
◇大崎上島
その点、大崎上島(離島だっけ)は、多少は汚れたといっても、まだましだろう。
よく指摘されているように、環境問題と、リラクゼーションを自然な形で提案、周知(かたぐるしい言葉だね)できたなら、いいんだけれど、さりげなく語れる人はいないのだろうか?(これが本当の人材育成)
それぞれの専門分野に明るい人はいるけれど、くっつけてわかりやすく伝える達人が必要になるだろう。
結局、素敵な景色や風景をおがめるのは、思いやりなんだろうね。
とってつけた海の道なんかじゃなくて、人と人とのリレーションシップの成立なくして、実現不可能だ。
櫂伝馬が海に浮かんでいる写真を見ていると、海の透明度は素晴らしい。
もし、大阪湾に浮いた櫂伝馬を想像すると、「濁った海面に櫂伝馬」では絵にならない。
自然の治癒能力で回復不可能な海にした我々の罪は重い。
釣りをするにしても、サイクリングをするにしても、観光するにしても、ちょっとしたエチケットで、島の良さを共有できる。
本来持っていた日本人の良さはこんなところにあるんだと思う。
今日は、車を海が正面から見えない位置
つまりバックに停車して、一服した。
大阪湾は海だけれど、気持ちが晴れることはありません。
カバンから、愛用の電子ツールをとりだして、しこしこととめどもない気持ちを文章にしてみた。