県立広島大保健福祉学部(三原市学園町)の堂本時夫教授(健康科学)のグループが、レモンの日常的な摂取で血圧が下がるとする研究結果をまとめた。尾道市瀬戸田町など産地の住民の協力で摂取量などを記録して調べた。8月に東京である日本健康科学学会などで報告する。
県内産レモンのPRにつなげようと、大手飲料メーカーと共同で実施した。日常生活での摂取を対象とした研究は珍しいという。瀬戸田町と大崎上島町のレモン農家の女性(40~80歳)111人が2008年9月から半年間、食べた量や摂取法を毎日記録。調査開始時と終了時に血圧測定や血液検査をして変化を調べた。
その結果、1日にレモン2分の1個程度に当たる果汁15ミリリットル以上を摂った人は、開始前と比較し最高血圧の数値が平均で2~3低下した。中には30ほど下がった人もいたという。
研究は今後も継続し、効果的な摂取方法などの調査も進める。堂本教授は「レモンへの注目度がアップすることで、地元の農業の発展や観光振興に貢献できれば」と期待している。
【写真説明】日常的な摂取による血圧改善などの効果が示された県内産のレモン
中国新聞から
予防医学の点から考えると
医食同源は、大切なテーマだ。
過年とともに、体の抵抗力が弱まり、
若い時には経験のしなかった病が襲う。
良薬口に苦し
という諺は、本当だと思うが、
できることなら、
おいしくあって欲しいものだ。
レモンの効用が証明されれば、地元も活気づくのではないか。
レモンはイノシシの害も及ぶことが少ないため、生産者にとっては、勇気づけられる内容だと思います。
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