大崎上島で「ミョウガ」出荷
広島県大崎上島町でビニールハウス栽培のミョウガの出荷が始まった。6、7月をピークに10月上旬まで続き、約4トンの出荷を見込む。
ミョウガは主に薬味に使われ、8月ごろ広く出回る。同町中野のJA広島ゆたか上島選果場では、2~3個入り計50グラムをパックに詰める作業が進む。広島市中央卸売市場(西区)に送られ、同市内のスーパーなどで販売される。
島でただ1人、ハウス栽培している成定裕司さん(36)=中野=が10アールの4棟で光の当て具合と温度を調節し、鮮やかなピンクに育てた。「値段の変動が少なく温暖な気候を生かせる」と5年前から手掛けている。
全国シェアの大半はハウス栽培の高知県産が占める。成定さんは「収穫量を増やし、年間を通じて栽培できるようにしたい」と意気込む。
【写真説明】ビニールハウスでミョウガを収穫する成定さん
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