ツールはあっても、人が育たず
200人規模のNPO団体で、HPの管理をやってきた。
引き受けたのは、
更新が滞っていて、組織の規模に見合わない質の悪さがだったからだ。
理由は、厳しいようだけど、管理している人間の性格にもよる。
真剣にやれば、2時間もかからない作業を何日もかけ、できあがったものもたいしたものじゃない。
そうなってくると、それじゃあ、「人に頼らず」単独作業となる。
責任分担を持たせるため、何度も、繰り返し、作業工程を教えたが、学習能力がない。
ちなみに、彼女、彼らは、一様それなりの学歴をもっている人間も中にはいる。
しかし、環境が人を変えるのか、明らかに、生産効率が悪い。
むしろアカのついていない若い人の方がのみこみは早いのではないか。
また、こんなことがあった。
200人規模の団体の中にも、別組織が同居しており、その中の一部が会員の親睦と情報を密にとるため、メーリングリストを使ったらという意見があがった。
私は、情報漏洩につながる恐れがあるので、やめるべきだと意見をいったが、馬耳東風
その後、メーリングリストは組織の内部紛争の論議の場所となり登録していたアドレスは、関係のない場所で漏れ、収拾がつかない状態となり、終焉を迎えた。
メールの構造も理解できない人が、安易にツールを利用すると、何が起きるかわからない。
メアドを登録するため、人の許可もなく、勧誘の為に使われたり、最後は付随した個人情報を流す人間も現れた。
スパムの嵐がきたのは言うまでもない。
いくら、Webメールとはいえ、気持ちが良いものでない
むしろ不愉快だ。
言えることは、ツールが悪いのではなく、運用する人に問題があることだ。
蛇足だけれど、この団体、ネットーワーク世界同様、現実世界では、組織運営のまずさから、陣営が2つに分かれ裁判係争中
通常では考えられない無駄な時間と労力を使い、設立目的外の事案に対して、お金と労力を費やしている。