広島県大崎上島町の大崎上島中2年生47人は修学旅行先の東京で30日、島の特産品を販売する商人体験学習に初めて挑む。
山手線が通るJR大崎駅が舞台。手書きポスターをつくり、事前に大きな声での呼び込みを特訓。
「東京で大崎上島をアピールする」と意気込む。
扱うのは極わせミカン5キロやブルーベリー、レモンのジャム、シイタケ、しょうゆのふりかけなど。
人通りの多い南改札口前で、午後1時半から3時間かけて売り込む。
「古里の大崎上島を堂々と伝えられる生徒に」との竹田芳子校長の思いが発端だった。
昨年、当時のPTA会長で町商工会職員の森下秀月さん(49)に相談。
「大崎」の地名つながりから、品川区でのイベントで交流している縁で実現した。
仕入れから販売まで生徒が主体。
ミカン1袋、ジャム各500円などの値付けをし、美術の授業でポスターも作った。
駅は1日約12万人が乗降する都内有数の大型駅。
東京で島の知名度は低く、ビジネス客が多い平日の昼間など条件は厳しいが、完売して黒字を目指す。
【写真説明】そろいの法被で教職員を相手に売り込みの練習をする大崎上島中の2年生
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