以下案内文
年々少なくなる大崎上島の櫂伝馬の漕ぎ手。毎年夏に行われる祭の存続も怪しくなってきています。
そこで何とかもう一度祭を盛りあげていきたいという思いのもと地元や島外の櫂伝馬好きが集まりこのプロジェクトを立ち上げました。
櫂伝馬で瀬戸内の櫂伝馬、小早など様々な和船に関係のある土地を毎年巡っていきたいと思います。
手始めに選んだのは宮島です。毎年、旧暦6月17日に行われる管弦祭では江波、阿賀から櫂伝馬が出ています。
大崎上島にも宮島の厳島神社の分家があり管弦祭と同じ旧暦6月17日に十七夜祭という櫂伝馬が出るお祭があります。
その関係で関係が深い宮島を第1回目の目的地に選びました。
実行予定は来年の6月5日(土)、6日(日)。大崎上島を出発し音戸で1泊。2日かけて目的地である宮島を目指します。
そこで一緒にこのプロジェクトに参加してみたい方を大募集です!!!!
「櫂伝馬漕いだことない」「地元の人になじめるか不安」「女だから」、そんなの全然関係ありません!!
「舟が好き」「おもしろそう」「櫂伝馬仲間を作りたい」など、そんな理由で全然かまいません!!
みんなで同じ舟に乗り、汗を流し、美味しいお酒を飲む、これでいいじゃないですか!?
楽しく一緒にこのプロジェクトを進めていきましょう!!
なお「自分のところにも櫂伝馬で来てほしい」といったこともバンバンお待ちしいます!!
すでに、2009年9月21日に準備航海をはされています。
瀬戸内シーカヤック日記: 『旅する櫂伝馬プロジェクト』 大崎上島一周、航海トライアル
今回のプロジェクトを達成するのに櫂伝馬の対航海性を確かめるベく大崎上島を一周しました。
大崎上島の外周は約35km。朝9時に野賀桟橋を出発し14時半頃に帰港しました。
途中、メバル港、白水港、向山港、大串港、明石港、上の谷湾内にて各5~10分の休憩をとりました。
大串港では昼食のため約40分休憩。
潮流に乗ると5~6kmの速度が得られ、逆潮だと全く逆の効果となりました。
この時の櫂伝馬の最高速度は15kmでした。
YouTube であがっている動画をみていただいてわかるように、大崎上島町の木江、東野地区にある櫂伝馬競争は、櫂伝馬の技術を争う実践的なものだ。
他の地区の櫂伝馬は、祭りの装飾的なものであるのに対して、まったく一線を画している。
日本全国をみても、特異な祭りであり十分にアピールできるものだろう。
詳細がわかり次第アップしていきます。
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櫂伝馬の歴史を考察する1
帆船「ひな」の実写帆走
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