和太鼓合宿成果を学生ら披露
【写真説明】猛特訓してきた和太鼓を披露する学生
広島県大崎上島町で和太鼓の体験合宿をしている全国の大学生たち105人が28日、練習の成果を住民に披露した。閉校した旧木江中の校舎で、寝食をともにして猛特訓。地元の大崎なぎ太鼓保存会の直伝で若さを爆発させた。
島では異例の規模の合宿で、大学横断グループ「キッカケ」が呼び掛けた。リーダー役がまず保存会から習い、学生同士で24日から練習を続けた。
そろいのTシャツ姿で男女の学生が体育館いっぱいに広がり、保存会の曲「曙光(しょこう)」に挑んだ。掛け声で緩急のテンポを表現し、若さあふれる13分間に凝縮。熱い演奏を終えると抱き合って喜んだ。専修大2年の末次健太さん(20)は「みんな一丸になった。支えてくれた島の住民に感謝している」と振り返った。
島と若者の絆を深める合宿は3月2日まで続く。
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