でも、物音ひとつしません。
人家はありますが、人の気配がしない。
また、人の庭に入り込んで、
「誰か、いらしゃいますか」
なんて言えませんよ。
探検にここに来たのではないのですから。
とりあえず、テレビアンテナがあるし、
家の状態、
つまり木江の木造の建物にあるような、腐って家が潰れたものはありませんでした。
定期的に、
もしくは、誰か住まわれているものと思います。
時計の針は、
9時40分頃です。
家の横の道を登っていくことにしました。
生野島自然休養村の案内の看板がありましたので、それを目安に
歩いていきます。
途中に何カ所か、レモン畑があり
クリなどが、道ばたに落ちています。
道も
「舗装されているから状態がいいよ!」
と地元の人に聞いていたので、安心していましたが、
軽自動車がなんとか通れる幅です。
しかも、大雨の原因でしょうか?
道が崩れていたり、
樹木が道をふさいでいたりして、
ここは、生活道路なのか?
不安になってきました。
車が通った轍もありません。
私が歩く足跡と、猫?イノシシ?かなにか動物の足跡だけです。
しかも、湿度が異常に高い。
昨日も、この日も晴天ですよ。
お昼頃になると、路面が熱で暖められるのか、
所々、湯気がたちのぼっています。
大崎上島では、神ノ峯など高い山にしかない、シダとかも、道ばたに生い茂り
樹木にキノコなど、群生しており、
明らかに、植生が、違う!
歩いて、30分は経過しているけれど、
誰一人として会っていない。
唯一、安心できるのは、対岸の大崎上島がすぐに見えること
人がいることがわかります。
こんな事態になるとは、想像出来ませでした。
続く
PR