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自転車観光に乗船料割引


自転車観光に乗船料割引

 広島県旅客船協会(広島市南区)は、サイクリングを楽しむため自転車でフェリーや旅客船に乗船した客の運賃を割り引くサービスを4月1日から始める。瀬戸内しまなみ海道周辺で先行した社会実験を、県内ほぼ全域に拡大する。高速道路料金の大幅値下げで乗客数が落ち込む中、ブームのサイクリングを「追い風」に利用増を目指す。

 広島、呉、尾道、福山、大崎上島など県内9市町と、愛媛県の松山、今治の2市を発着する航路のうち、27事業者が運航する計41区間が対象。廿日市市の宮島航路は、島側の自転車の受け入れ態勢が整っていないとして割引を見合わせた。

 通勤や通学客と見分けるために、県旅客船協会やくれ観光情報プラザ(呉市)、尾道駅観光案内所(尾道市)など17カ所で利用者に名刺大のパス(有効期間3日間)を発行。乗船時に提示すると割引を受けられる。
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私の海の道構想


私自身の山は道半ば、まだ越えていません。
が、信念と目的はぶらないよう、生きています。


最近、人間の基幹を鍛え直すため、北尾 吉孝さんがかかれた、
君子を目指せ小人になるな―私の古典ノート を息子と繰り返し読んでいます。
息子は、私より語学力があるため、ここで書かれている論語にたいして、かなり正確な答えを即座に返答してくれます。



「論語」は、人類の宝だと思います。
情報革命が起きた現在でも、超えることのできない人類の遺産だと思います。






話はそれましたので、本論の「私の海の道構想」を書きます。

私事が一段落したら、大崎上島に帰省し、その際には生野島に渡り、月の浦の素晴らしいアマノの風景を、ユーストリームを使いライブ中継したいと思います。

昨年の夏に、携帯電話の電波の受信状態がすごく良かったので、調べると、生野島は、WiMAXのサービス環境にあります。



ノートPCとWiMAXルータを持ち込めば、すぐにライブ中継が可能となります。
今は、休眠中となった生野島自然休養村の活用にも、このWiMAX環境は使えます。


貴重な海洋資源がありながら、注目されていなかった生野島が、復活できるよう、実行が出来る日がくればと願います。

大崎上島には、やろうと思えば、もっともっと活用できるヒントがたくさんあると思います。

「情報において地域間格差はなくなった」これは橋の架からない島にとってすごい力となります。

生野島にいってきました!

自転車乗船客の運賃割引拡大


自転車乗船客の運賃割引拡大

広島県内でフェリーや旅客船を運航する約30事業者が連携し、サイクリングを楽しむため自転車で乗船した客の運賃を5~1割引きするサービスを4月1日から始める方針を固めた。昨年9月から同様の割引をしている瀬戸内しまなみ海道周辺での社会実験が好評だったため。割引エリアは県内ほぼ全域に広がる。

新たに割引を始めるのは、広島(広島市南区)や呉(呉市)竹原(竹原市)切串(江田島市)白水(大崎上島町)など県中西部の各港を発着する航路の運航事業者。

瀬戸内沿岸や島々をサイクリングスポットとしてアピールし、新たな需要を掘り起こそうと県旅客船協会(南区)が参加を呼び掛けた。

 乗客が船内に自転車を持ち込む場合、旅客運賃とは別に自転車運賃が必要になる。各事業者は自転車運賃を中心に値引きし、総運賃では5~1割となる範囲で割引率を設定。近く公表する。費用は事業者が負担する。

 広島、呉、松山市を結ぶフェリーと高速船を共同運航する瀬戸内海汽船(南区)と石崎汽船(松山市)は、広島港―松山観光港間の自転車運賃420円を全額割り引く方針。

 社会実験は尾道地区旅客船協会が実施主体となり、昨年9月にスタート。
尾道(尾道市)や三原(三原市)など県東部の港としまなみ海道沿線の島を結ぶ12事業者15航路が参加する。
サイクリングで乗船する観光客にパスを発行し10~290円を値引きしている。


 同協会によると11月末までの3カ月間に延べ約1700人の利用があった。
県内のほか関東や近畿などからの利用客もいたという。県旅客船協会は「新たな顧客獲得につながった」とみている。実験は2月末で終了するが、参加事業者のほとんどが引き続き割引を継続する予定でいる。

 ただ、観光客が多い宮島(廿日市市)では「自転車の受け入れ態勢が整っていない」(県旅客船協会)として宮島航路の割引は見合わせる。




私が、考えた瀬戸内・海の道構想


海里山、地域の再生へ

昨年11月、大崎上島文化センターで瀬戸内海沿岸部の海里山の歴史と文化(法人かみじまの風・九州大学応用学研究所等共催)をテーマに、シンポジュームと民俗学者宮本常一の記録写真展が開催されました。
シンポジューム当日、文化資源としての藻と松と題して講演した印南敏秀さんは、大学生の時から宮本常一に師事し、共に瀬戸内海の沿岸部や島嶼の調査研究を続けてきました。
生活文化から考える地域づくりについて聞きました。

海里山、地域の再生へ
生活文化をたどると、これからが見えてきます


印南敏秀(愛知大学大学院文学研究科教授)

シンポジュームでは、藻と松を通して瀬戸内沿岸部の人々の生活文化の発見を試みたわけです。

かつて瀬戸内沿岸部では、藻と松は生活のなかで幅広く活用され、どこにでもふんだんにありました。ただし自然のまま放置したのではなく、採り尽くさないように共同体で管理し、持続的に活用していたのです。

ところが化学肥料やプロパンガスなどを使うようになって、長い間肥料や燃料しとして生活をささえていた藻や松は、急速に失われました。

沿岸部の人々には、あまりにあたりまえすぎたのと、科学知識偏重のなかで、経験知の大切さを忘れてしまったからです。

海に種まく漁民で広く知られている日生漁港の、アマモ再生の取り組みの始まりは、定置網漁師の魚は獲れなくなったのは、藻が減ったからではないかというつぶやきでした。

いつも海を見ていた漁師の経験知が、アマモと海産資源の密接な関係性に気づかせたのです。
生活文化のなかで生まれた経験知をもっと大切にすべきだと思います。
宮本先生は全国の離島・山村を歩く先々で、民具を集めなさいと勧めました。
文化財として位置づけよというのではありません。
民具を通して昔の人の生活を知り、昔の人々が暮らしをよくするためにどんな工夫や知恵を働かせていたのかを学んでほしいと願っていたのです。

それが、さらには人づくりにもつながるからです。民具を調べたり記録したりすることを通して、地元への愛着や興味が湧いてきます。
民具は具体的な対象で、生えぬきの島人もU・Iターンの人もいっしょに取り組め、互いに学び合えるのです。

また弓削島の女性グループが、はじめてお年寄りの話を聞いて記録した報告書を読みましたが、地域の特性が見えて興味深いものでした。
地域づくりを考えるとき、目標とする生活をどこに置くのかを定めることも大切になります。

おおいに議論することが大切ですが、地域の特性を活かすのが鍵です。
その特性は生活文化の中にこそこめられているのです。
そのためにも身近な生活文化の掘り起しが重要なのです。
宮本先生は晩年、故郷周防大島で郷土大学を始めました。
志半ばで急逝されましたが、これから島をどうしていくかの足がかりとしたかったのです。
地域づくりは場所や時代によって手法が異なります。
地域をよくするために、島民自らが難しい課題もあきらめずに地道に取り組むことが基本です。

そこに大島を愛する旅人が気軽に立ち寄って交流する、そんな大学を故郷につくりたかったようです。

ところで先の大崎上島訪問の際、月の浦(生野島)のアマモの豊かさに驚きました。
今や瀬戸内海の藻場はどこも瀕死の状況だというのに。これを生かさない手はないように思いますが、どうでしょうか?


大きな地図で見る





印南さんは、小西和の『瀬戸内海論』の現代版といえる『瀬戸内海事典』(南々社)に編著したり、周防大島と縁のあるみずのわ出版から本をだされたりと、瀬戸内海海洋文化のキーワードになる人だ。



残念だなと思うのは、受け皿作りで、せめて共催の団体のいずれかが、ちゃんとした資料を、広報であげることにより、大崎上島のみならず、国内の研究者にも注目されることにつながると思う。町興しにもつながる。

チェックしていると、反省会は打ち上げのみでなにもなしとの自嘲ぎみのコメントがあり、魂をいれる作業まで神経が届かないのかなと思います。


海道を築く:/1 大崎上島「かみじまの風」理事・榎本江司さん /広島

 ◇櫂伝馬船で町おこし

 大崎上島町の伝統行事「櫂(かい)伝馬船競漕(きょうそう)」は、杉の木でできた長さ11・1メートルの櫂伝馬船に片舷7人ずつ計14人の漕ぎ手が乗り込み、速さを競う。伝統が残る町内3地区の一つ、東野地区(旧東野町)で毎年8月13日にある競漕の歴史は古く、江戸時代までさかのぼる。往年の水軍をまざまざとさせる雄姿は観光客らの心を捉え、町を代表するイベントとなっている。

 NPO法人「かみじまの風」は、この櫂伝馬船で町おこしに力を入れる。理事の榎本江司さん(69)は島で生まれ、63年に旧運輸省に入った。船舶測度官として全国各地の運輸局に勤務し、定年を機に03年、島に戻った。

 08年8月、町から同法人に、町おこしを支援する農水省「農山漁村地域力発掘支援モデル事業」を紹介された。町や観光協会、広島商船高専などと「地域協議会」を設立し、事務局長に就任した。事業に応募するためイベントを企画する必要があり、町内唯一の中学校、大崎上島中の生徒を対象にした櫂伝馬船の体験乗船を企画した。現在、事務全般を取りまとめる。

 昨年8月にあった第2回は、生徒約150人が参加した。4隻に分かれて沖浦港を発着し、約5分で回るコース。生徒から「体験ではなく競漕がしたい」と声が上がるほど盛り上がった。「島の若者に、櫂伝馬船を通じて島の歴史を知ってほしい。それが町の振興、過疎化の歯止めにつながるはず」と話す。

 観光客や修学旅行生向けの体験乗船、櫂伝馬船の伝統が残る周辺の島との交流など、地域振興策に知恵をひねる。力を入れるのが、造船技術の若者への継承だ。町内にいる造船の「名人」「達人」を発掘する。「『大崎上島出身』と胸を張って言える若者が増えれば、『島に行きたい』という人も増える。事業を通じて、町の魅力を発信しなければ」

 県が進める「瀬戸内 海の道構想」には「大崎上島には、瀬戸内海の中心であるという自負がある。真っ先に食いつきたい」と期待を込める。「大崎上島の良いところは人情と景観。過疎化は進むが、自分が75歳、80歳になったときに生活できるよう、若者にとって魅力ある町にしたい」【星大樹】

    ◇

 広島の産業や交通などの発展と、豊かな生活文化は、瀬戸内海の恩恵と切っても切り離せない。伝統の継承に尽力する人たち、新しい時代を切り開こうと情熱を傾ける人たち--。21世紀の「海の道」を築く人々の姿を追った。


かみじまの風は、HP、ブログもあるが、更新はされていない。
メルマガも、休刊となり、残念なことが多い。
住民も設立当初は期待した人も多かった。

瀬戸内・海の道構想、経済効果1兆円目指す 広島県案

日本経済新聞から

 広島県が策定作業を進める瀬戸内海の観光振興策「瀬戸内・海の道構想」の素案がまとまった。2020年までに広島県内の観光関連消費額を6000億円に増大し、経済波及効果1兆円をめざす内容。構想を具体化するための官民共同の推進機関を11年10月に設立する。構想の実現に向けては近隣他県との連携が不可欠になる。

 「手ごろな値段で地元のカキを味わえる。休日の新たな楽しみができた」。カキをお客が自ら焼いて食べる簡易施設「カキ小屋」。
カキ1キロを1000円で提供する。広島県呉市の海岸沿いに開業したカキ小屋には各地から夫婦連れなどが訪れ、満足そうに焼きガキをほうばる光景が見られた。

 カキ小屋の展開は瀬戸内・海の道構想の実証事業の1つで、県内各地に8~10カ所程度を開設する計画。冬季の新たな観光名所に育てる狙いだ。広島産のカキは全国的な知名度を誇るが、気軽に味わえる場面は限られていた。「
既に有名な観光資源も磨きあげることで新たな魅力を発信できる」と湯崎英彦知事は語る。

 海の道構想ではカキ小屋を整備する「ひろしまオイスターロード」のほか、本州四国連絡橋・尾道―今治ルート(瀬戸内しまなみ海道)を活用した「瀬戸内サイクリングロード」、瀬戸内海地域で芸術活動を展開する個人や団体をネットワーク化する「瀬戸内アート回廊」といった実証事業を展開する。

 島や町並みの景観、文化・芸術・産業、食材や農産物といった分野で点在する観光資源をつないで広域で集客することをめざす内容だ。「机上で構想を策定するだけにとどまらず、できる分野から具体化していく」(海の道プロジェクトチーム・後藤昇課長)方針だ。

 海の道構想の策定や実証事業の展開には「瀬戸内しまなみ海道の自転車道をはじめ、国内だけでなく海外にも育つ資源は数多い。積極的にPRしてほしい」(尾道観光協会)と観光関係者からの期待は大きい。

 10年夏~秋に香川・高松港や瀬戸内海の7つの島を会場に開催した「瀬戸内国際芸術祭」が当初見込みを大幅に上回る観光客を集めたことも、海の道構想の推進を後押ししている。

 ただ、構想実現に向けては県境を越えた連携が課題になる。湯崎知事は「中国5県知事会や岡山県知事との会談などで海の道構想を説明し、賛同を得ている」と話す。とは言え、具体的な連携に向けた動きはまだ乏しい。

 「観光客誘致は各自治体がしのぎを削っている。協力してもらうためには各県がどんなメリットを受けられるか示す必要がある」(観光関係者)との指摘もある。
 広島県の観光客数は06年の5799万人をピークに減少傾向が続く。
09年の観光消費額は2880億円で、目標に到達するまでは3000億円の増加が必要。ハードルは高い。11年秋に発足する企画や広報、資金調達の推進機関で、どこまで他県の関与を得られるかがカギを握りそうだ。(広島支局 菊地毅)




 瀬戸内・海の道構想の具体的内容は、まだ発表されていない。
瀬戸内サイクリングロードも既存のルートを利用するような印象だ。
岡山県と香川県の動きも、交通基本法を先じての政治的発言であり、広島県の対応がどうなるのか今後の動向が注目だ。
 広島県は中国地方では、中核の都市を抱えているが、もう覇者としての威光は薄らいでいる。できれば瀬戸内海に面した中国地方、四国を含んだ広域でリーダーとしてチャレンジして欲しいものだ。

 交通弱者である地域としては、国勢の動きは注視しておかなければいけないのだが、新聞記事は事後記事ばかりで経過を把握するのは難しい。

ここを中心に過程をチェックすると便利だと思う。

 いずれにしても船舶の交通費は高速道路とくらべ割高であり、値段が下がることのメリットは、少子高齢化の大崎上島にとっては、最大のメリットとなると思う。


カテゴリーに「海の道」を追加したので、過去の記事が参照できます。

絶景の瀬戸内しまなみ海道の旅 | 街ログ×瀬戸内 海の道構想

http://twitter.com/yuzakihide

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