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「島へ。」 (株)海風舎

今日、やっと海風舎の隔月誌 「島へ。」を手に入れました。

紀伊國屋書店で在庫確認をして夕方手元に。

まず、雑誌の印象ですが、今までの、広告宣伝が全面に出た、

パラダイス的な雑誌ではなく、適度に力を抜いた大人の目線の雑誌です。

島が好きな人が作り書いている雑誌です。

不思議と、何度も目を通していくと、新しい発見ができる雑誌です。




はるな愛が、インタビューで「大三島にいったことがある。」など語っているのも、驚きました。





冗談はさておいて、今回は大崎上島が取りあげられています。

撮影と文章は、斉藤潤さん

元遊郭街だった天満の小路を彷徨えば(下)

元遊郭街だった天満の小路を彷徨えば(上)

降って湧いた大崎上島行きはこうして決まった

大崎上島で櫂伝馬を見送る




木江の木造建築物

船大工が作った建物



そして、内側から写真を撮られている。

おそらく、これが初めてではないのだろうか。


正直な話、もっと道路拡張する前の古い木江を撮って戴ければ有難かった。


小学生時代、

畳2畳ばかりの小さな和室に入ることができた。

小さな硝子障子を開けると、

眼前に海が飛び込んできた。

入江が一望できる。

しかも、浅瀬ではない。


釣り竿をたらせばツリができるのではないか。

心地よい海風が、

幼ながらにこの部屋が何に使わてきたか、

頭に2つひらめいた。

船があれば色事

気がのらなければ、酒を一杯

中々粋じゃないか。

とっくの昔に、廃れた色街の風情も、

船大工の創意工夫で、

硝子障子を開けた瞬間、飛び込んできた。

タイムワープしたみたいな感じだ。

できることなら、

こういった風景は、なくなる前に、誰か撮影して欲しかった。

今となっては、もう遅い。

残念なことではあるが、

それは、それで、

あるがままで、いいのかもしれない。




そして、海へ

には、天満 という小説が連載されていた。

私的にいえば、

島の人以上に、島を愛している人がいるんだな。


この島の魅力にとらわれた人も案外多いんだなと思った。


でも、こうして、色々な方が、色々な視点の大崎上島を注目して戴けるようになった。


やはり、「旅する櫂伝馬」のお陰だと思う。


本当に、彼等の勇気ある行動が、すべてのきっかけになったと思う。



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追記

肝心の斉藤潤さんの書かれた記事を紹介していなかったので、説明させて戴きます。


大崎上島には、

日本一が九つもある不思議でいっぱいの島へ

とタイトルに書かれています。

この九とは、

中小型鋼船生産量(国内航路)

鉛の生産量(東邦亜鉛契島精錬所)

メタノール輸入基地(木江ターミナル輸入基地。単一品種の輸入)

加圧流動床複合発電設備(中国電力大崎発電所、世界最大級、電力需要低迷で近々稼働停止予定)

大崎上島産ブルーベリーのアントシアニン含有量

木造五階建ての民家、

神峰山の多島美(115島を一望)

槙肌生産量(現在生産中止)

そして、私見ではあるが、木江地区の木造三階建て商家の集積度


と説明してくれています。


また、小説 天満 では、山之内という登場人物で、

熱く、木江の木造建築の文化保存の必要性を、島民に

語かけてくれています。

(どこが、小説なのか私にはわからない、そんな小説です。)

近々、

いや、是非

こういった造詣のある出版者の方と、この町の文化ホールで、

「大崎上島の文化」

と題して、講演をおこなって欲しいなと熱望します。


本当に、誇れる文化がありながら、

時代の波とともに、朽ち果てていくのはしのびないと訴えています。


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最後に、軍艦島のことも取りあげられています。


端島(軍艦島)と大崎上島備忘録と出会うきっかけになったのは、契島の関係からです。

契島も通称軍艦島

端島も軍艦島と呼ばれています。

端島の閉鎖の話は、昭和49年

オイルショックのまっただ中

東洋工業も工場見学にいったその年に、倒産(年度は多少前後するかもしれないけれど、)

造船業も斜陽化、これ以降地盤沈下が顕著になっていきました。

そういった時代背景からか、端島の閉鎖は、記憶にしっかり残っていました。

端島に住まわれていた神村小雪さんとは、軍艦島つながりで、何度かメールのやりとり

以前のHPにリンク紹介をして戴きました。

彼女が書かれた本

軍艦島グラフィティは、図書館でも蔵書としておかれているところが多いです。



端島は、廃墟とか、日本最古の鉄筋高層アパート、ボタでできた人工島など、

何かと注目されてきた場所ですが、

生活者のしっかりした視点で、みていただければと思います。
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