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大阪府立中之島図書館

先週の話ですが、大阪府立中之島図書館に行ってきました。

実は初めてです。




大阪府立中央図書館は、電子化も行き届き、蔵書も充実しています。

決して近くにある図書館ではありませんが、スペースも余裕があり鉄筋建てで落ち着ける場所です。


また、パソコン等の電子機器の持ち込みもOKです。



一方、中之島図書館は、逆に持ち込みは禁止されました。

古文書など貴重な資料がこちらのほうが多いということでカメラなどの撮影は厳禁とされています。

受付のチェックが厳しく、入館に際しては、ロッカーに貴重品は保管するようになっています。

正面入口も使えないように、正面下の通路を通って中に入るようになっています。

平日のいうこともあり、あまり訪れている人も少なかったですが、さすがに歴史的建物です。

歩くと、ギイギイと音を立てるし、この日は特に寒かったのですが、大学にあるようなオイルヒータが主流です。




ここはちょっと別空間という感じの図書館です。

これ以外にも、貴重な建物がこの周辺は多く、色々と撮影してきました。

本を借りに図書館にいったいうより社会見学にいったというほうが正解でしょうか。

図書カードを提示して、昭和初期からの、新聞の記事を1時間ほどパソコンでチェックしてきました。

自宅でも有料で見れる資料が、ここで無料でみることができてラッキーでした。

しかし、私の探している資料がレアなものが多いのか横断検索をつかっても中々見つかりません。

コツコツと探すしかありませんね。

図書館を出て、

案内をされているおじさん(おそらく守衛さん)と世間話をしてきました。



おじさん

「学校を退職された先生が朝8時30分からこられてずっと勉強されているんだよ。」

わたし

「凄いですね。古文書は硝子ケースに入れられて、ちょっと重々しい感じがしました。」



わたし

「こんな、古い建物が現存して使われていることに驚きを感じてしまいます。」

「耐震構造とか、クリアーしているんでしょうかね?」


おじさん

「大阪府の建物だから、大丈夫じゃないの。」

わたし

「大阪ってどちらかというと、古い建物は破壊してきたイメージがあったのですが、ここは歴史を感じてしまいますね。」


おじさん

「そりゃそうよ、1904年に建てられて重要文化財やで、建材をみりゃ、そりゃ凄いよ!」

まるで自分の子供のように自慢するおじさんでした。

この日はお天気も悪く冷たい雨が時折降る悪天候でしたが、

地下鉄で帰宅途中に、駅を遠回して、仁徳天皇陵を歩いて帰ってきました。



御陵さんの前で、冷たい雨の中、黄色いジャンパーを着たボランティアの人が、来るあてもない観光客を待っている姿を見ると、

「土曜日曜だけのボランティアじゃないんだ」

「お金にならないのに凄いな」

と思いました。

「私ではできない。」

正直 そう思いました。

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